スタジオブログ

2008年2月28日

FAQ その他の質問・・・03


Q.建築家に設計を頼むと予算を無視したり、奇抜な提案をされたりと、施主の要望を聞き入れてくれないのではないでしょうか?

決してそんなことはありません。建築家は自分の考えを提案しますが、あくまでも施主の要望は設計条件の大きな課題の1つです。
一般的に建築家は自分の作品という思い入れが強く、施主が住まうということを無視して、奇抜な空間構成をしたり、予算を無視したりするものだという固定概念は相変わらず根強くあります。また普通の住宅は設計しないものだという、誤解があるのも確かです。
まず、施主の要望を無視するという点に関してですが、基本的にそのような建築家は住宅設計を行いませんし、ASJネットワークに登録せれません。ただし施主側に理解をしてほしいのは、施主が要求するままの間取りや広さ、部屋数をそのとおり設計するわけではない、ということです。打合せ時にヒアリングを行い、どのような住まい方をされたいのか、普段はどんな生活パターンなのか、その土地の個性はどうなのか、など客観的要素からひとつの回答を導くので、安易に「リビングが○帖で、和室が二間続きで・・・」というハウスメーカーの営業マンとのヒアリングの感覚は捨ててください。それが施主の要望を無視することだ、と感じる方は、建築家との家づくりは向いていません。ご自身で間取りをつくり、ご自身主導で、ハウスメーカーや工務店にご指示されるほうがよいでしょう。次に「普通の家」は設計してくれるんだろうか?というよくある疑問について。「私たちは普通でいいんです。」皆さんは、その「普通」がお客様ごとにすべて異なるということにお気づきになっていないだけなのです。はじめから「奇抜な家をお願いします」とオーダーされる方はおられません。
住まい方、好み、さまざまな要素を検討し、打合せを重ねた結果の産物であり、その施主にとっては、あくまでも「普通の家」なのです。結論として、建築家は普通の家を設計します。

投稿者 staff : 10:00